ひらめき

頭の中をはきだしてます

公園の石碑

今日は日曜日。

旦那がたまたま休みで、映画ズートピアamazonプライムで見て前向きな気持ちになった。天気もいいので近所を散歩しようとさそった。

 

周りは住宅街。最近コロナウィルスの影響で、子供たちが外出していることが多い。

家を出ると、補助輪の孫とおじいさんが前を歩いていた。

買い物帰りの女性がほほえましい顔をしながら、2人とすれ違う。

 

私と旦那は2人をゆっくり越して、細い道へ入っていく。

旦那はこの辺りに40年ほど住んでいる生粋の地元民。

私は5,6年目。

「今日はこっちのルートにしてみようか」

私は普段の交通手段はもっぱら徒歩だ。

しかし旦那に道を任せると、家の近所なのに、まったく知らない通りだった。

辺りをきょろきょろしながら歩く。

 

旦那は柴犬が大好きだ。

ガソリンスタンド勤務で灯油の配達時も、散歩中の柴犬を毎日目で追い、家に帰ってくると、私が今日は柴犬何匹みかけた?と問うのが日課になっている。

定年までに柴犬を飼うのが夢で、平屋の庭がついた家で遊ばせるのを考えている。

 

今日も平屋の家(数件しかないけど)をふたりで見つけては、「あの家いいね」「家と庭の間がサンルーフでつながっていて、洗濯物が干せるようになってる。あそこから犬も外に出せていい」などと話していた。

平屋は3軒見つけたが、うち2軒は屋根にソーラーパネルがついていた。

ソーラーパネルを付ける為に、平屋を選択したのかもしれない。

 

狭い道を抜けると、開けた公園に出た。

教室3つ分くらいのなかなかの広さを感じる。

樹木もたくさん植えられ、遊具がゆったりしたスペースの中に3,4個配置されている。

小学生低学年くらいの子供たちがすべり台で遊んでいた。

また、芝生の方では老夫婦がピクニックシートを広げようとしていた。

ああ、コロナの影響で、みんな外で思い思い楽しんでいるのだなあと感じた。

 

その公園に旦那は小学生の頃ラジオ体操にきていたらしい。

「石碑があったけど、まだあるかなぁ」

あった。思ったより大きい。建立した地元のお金持ちの格言でも書いてあるのかと思い、読んでみた。

 

概要としては以下の感じだ。

「この公園は昭和36年、市と合併し区画整理の指定地域となった。(中略)地元の有志230名が尽力し、6億円と、話し合いに数年、工事に5年の歳月をかけて、昭和51年完成した。」

6億…!?

そんなに都市部でもない、むしろ田んぼが多かったこの辺りに、子供や地域の人の為に、一致団結してきれいに整備した公園を作ろうというこころざしが凄すぎて、なんだか途方もない話だなと思った。そして事細かに石碑に経緯が記してあって、当時の苦労と後世にのこしたいという熱い意志が伝わってくる。(いしだけにとかおもってない)

 

ひとのちからってすごい。

そしてこの場所が今も地域の子供や老夫婦やわたしたちが憩いの地として利用しているのが感慨深い。

 

 

「こういう家に住みたいね」「こういう公園素敵だね」

そうゆう未来を夢に見ながら、人と話しながら、この辺りを歩いたのは、先人も同じだったようだ。

 

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230人の思いが詰まった公園の記念碑

 

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ズートピアは前に一度見て、旦那にすすめたくてつけた。

昨日TV99人の壁という佐藤二郎さんの番組がディズニー特集だった。

問題の中で、近年設置が予定されているアトラクションのテーマで、5つのうち実際に設置されないものが1つある。という問題で、設置されないのが「ズートピア」だった。個人的には大好きなので設置してほしかった。。

 

ねずみからライオンから象までいろんなサイズの、いろんな種類の動物たちが共存する街が舞台だ。現代社会のさまざまな人の共存、など共感できるテーマや楽しい仕掛けが盛りだくさんの映画だ。主人公のうさぎの警察官とキツネの詐欺師のコンビが捜査する、テンポのよいストーリーは見ていて楽しい。サイドキャラも個性強めで面白い。

 

 

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